赤色あるいは青色の色素の違いは
皮膚の色を決める色素には、赤血球にあるヘモグロビン(赤い色素)と皮膚の表皮にあるメラニン色素(黒い色素)があります。アザは、何かの原因により皮膚の中の赤い色素と黒い色素が増えることによって起こります。これらの色素は、深さと密度によって色が変わって見えます。たとえば、メラニン色素であれば皮膚の深いところに多く沈着すれば青く見え、浅いところに沈着すると茶色、褐色、黒色に見えます。一方、皮膚に血管の拡張や増生がみられ、赤い斑や腫瘤を作るものを血管腫といい、異常な血管内を流れる赤血球のヘモグロビンにより赤い色に見えます。
青色系のあざ
太田母斑について
顔にできる青いあざのことを言います。おでこ、頬、こめかみなどにあり、統計上は女性に多く認められます。色調の変化は、ホルモンの影響により生後1年以内と思春期頃に濃くなると言われています。
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異所性蒙古斑について
身体にできる青あざのことを言います。自然に消えてゆくものもありますが、10才ぐらいで残存しているものは生涯残る可能性があります。経過を見ないとわかりませんが、色調の濃いものは治療をした方が望ましいと考えます。
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外傷性色素沈着症について
交通事故によるアスファルトや鉛筆の芯、花火の爆発などにより皮膚の中に異物が入り込み残ってしまった状態と言います。異物によって、青や黒色に見えます。
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赤色系のあざ
単純性血管腫について
生まれた時からみられる平らな赤色のあざ。皮膚の毛細血管の発育異常が原因。自然に消えることはありません。おとなになってから部分的に隆起するタイプもあります。
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苺状血管腫について
生まれつきあるいは生後1ヶ月以内に出現。表面がイチゴのような形をしています。かつては、自然消えるのを待つのが主流でしたが、できるだけ早く治療をしたほうが良いでしょう。
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毛細血管拡張症について
皮膚の毛細血管が線状や網目状に拡張している状態です。気温、皮膚の温度、アルコール・香辛料などの影響により色が濃く見えたりします。

レーザー治療について
Qスイッチアレキサンドライトレーザー
青色系のあざのレーザー治療。アレキサンドライトレーザー光は、皮膚の中のメラニン色素のみに吸収されて熱を発生し、周囲の正常組織を損傷せずに色素のみを破壊します。照射スポットは、約3mm。

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フラッシュランプ色素レーザー
赤色系のあざの治療。色素レーザー光は、皮膚血管内に存在する赤血球中のヘモグロビンに吸収されて、その熱効果により病的血管を破壊します。照射スポットは、約7mm

治療のポイント
○照射時は、輪ゴムをパチンと弾いた程度の感覚があります
○ご希望により局所麻酔薬を使用することもできます。
○小さいお子様の場合には、照射前3時間の食事はお控え下さい。
○治療後経過としては、約5〜7日で薄いカサブタになります。
○約2週間、当炎症を抑えるクリームを塗ってください。
○治療部位のお化粧は4〜5日程度はさけて下さい。
○シャワー・入浴・洗髪・洗顔は翌日より可能です。
○治療部分は、日焼け止めクリームを塗り紫外線から防いでください。
○3〜4ヶ月間隔で繰り返しレーザー照射を行う必要があります。
○体質によっては、治療後の色素沈着が強く出現することがあります。この場合には漂白効果の高いクリームやビタミンCなどを使用します。
治療費について
■異所性蒙古斑の健康保険による治療費について
▲1回の治療につき3割負担で約¥8,400、3ヵ月ごとに照射を行います。(頭頚部・左上肢・右上肢・左下肢・右下肢・胸腹部・背部のあざができている各部位ごとに上記料金を算定となります。)
■単純性血管腫の健康保険による治療費について
○面積により計算を行う。3ヵ月ごとに可能。3割負担で¥6,510〜 ¥32,550まで